祭祀
- 1月1日
- 歳旦祭 午前0時より、新年祈祷をいたします。
- 3月吉日
- 稲荷社祭
- 5月吉日
- 龍神社祭
- 7月20日
- 蛭子祭 午前9時より、氏子総代に参列いただき、式典を斎行いたします。
- 8月14日
- 鎮火祭 午前8時より、各町ごとに参列いただき、お祓いいたします。
- 8月15日
- 例祭 午前9時より、氏子総代に参列いただき、式典を斎行いたします。
- 9月23日
- かに祭 午前9時より、氏子総代に参列いただき、式典を斎行いたします。
- 12月30日
- 大祓 午後5時より、式典を斎行いたします。
- 毎月1日
- 月次祭 午前10時より、執り行います。どなたでもご参列いただけます。
特殊神事
8月14日 鎮火祭
例祭初日に 34町の氏子により 無事息災を祈念する神事である。
当日、氏子各町内青年は若屋(青年取締りの町内中老で祭禮はもちろん平素にあっても青年の世話監督を受け持つ人の家)に集合して、丈余の笹竹に特殊な松火(藁で造る)を釣ったものを神前広場に運び、往く時は鐘太鼓にて道中した。
神前に到着したら、勢揃いしてまず縄銭(荒縄に賽銭を取り付けたもの)の数輪を奉献し、神職より受けた御神火を松火に移す。燃えた神火の笹竹は若者たちによって振り回され これによって悪魔神を祓い除き 氏子の無事息災を祈念した。
現在は、御祈祷を受け、松火を燃やし祈念するところのみが残されている。
この神事を修了して初めて、鯨船の練りが開始される。
8月15日 鯨取神事
往古の捕鯨を神事としたもの。 鯨船の燦美な装飾は筆舌につくし難く、観る人を唖然とさせる程、絢爛豪華である。 神社丸・神徳丸・感応丸・権現丸がそれぞれ1隻づつ境内に練り込み、約90分、鯨突き演技を見せる。
動作のあらましは、青年の担ぐ3メートルほどの張子の鯨を全長6メートルを超す鯨船山車が大波小波を表す様、左右に大きく小さく船を揺らしながら追いつめたり、鯨の反撃を受けて後退を余儀なくされたりして、最後には鯨を追いつめ、銛を放ってしとめる、というものである。
この後、揚歌を歌い大漁豊漁、海上安全を祈念して祭りを締めくくっている。 荒海で鯨を追いつ追われる所作をする様子は、豪快で海国民の本領を発揮してやまない。
鯨船神事は、天明元年、御座船を造り相殿の漁神若一権現の御旅所に渡ったところ、この年大漁になった、と言われた頃より始まったといわれている。 鳥出神社の鯨船行事は、平成9年には国指定重要無形民俗文化財として指定を受け、平成28年には全国33件の「山・鉾・屋台行事」のひとつとして、ユネスコ無形文化遺産に登録された。
鳥出神社の鯨船まつりホームページ